コース情報

那須MSLは、レッドバロンがプロデュースする全長1.2kmのバイク専用サーキットです。
公道に近いコースレイアウトは、初めてサーキットを走るライダーやサーキット走行の初心者でも、違和感なくライディングを楽しめます。ほぼ直角の1コーナーを挟んだ2本のストレートと、大小コーナーを切り返してのヘアピンカーブ、そして最終コーナーへと続くコースレイアウトは、サーキットビギナーやビッグバイクビギナーはもちろん、ライディングテクニックを磨きたいライテク派にもピッタリです!

コースレイアウト

全長距離 1,146m
幅 員 最小7.5m 最大12m
最大勾配 4%
最大直線距離 281m
スタンド前 直線 174m
曲線半径 最小15R  最大125R

コース紹介

那須MSL支配人によるコースの紹介と解説です。

 

ホームストレート
  • 約180mの直線です。ホームストレートの後にある第1コーナーは右カーブなので外側を走行し、手前でしっかりと速度を落として進入します。

第1コーナー
  • 那須MSLの1コーナーはコース図で見る印象以上に鋭角です。「ホームストレート」でも紹介したように、しっかりと速度を落として進入します。バイクの向きを変えてからコーナーの立ち上がりで加速するようにしましょう。スローインファストアウトが基本です。

バックストレート
  • 第1コーナーを立ち上がると、那須MSLで1番長い約280mのバックストレートに入ります。
  • 那須MSLで最も速度が出る場所なので、次の第2コーナー手前でしっかりと速度を落としてコーナーに進入します。その先の第2・第3コーナーはS字カーブなのでオーバースピードに注意しましょう。

第2コーナー
  • 那須MSLで最も速度が出る「バックストレート」から続く右コーナー。
  • その先の第3・第4コーナーもS字カーブになっているので、常に先のコーナーに対する意識が重要です。

第3コーナー
  • 一瞬で通過する第3コーナーですが、しっかりとコーナーの内側を通過する事で、続く第4コーナーへのアプローチに差が出ます。
  • 第3コーナー内側はショートカットになるので走行(通過)禁止です。危険回避の為であれば仕方ありませんが、故意の走行は大変危険なので厳禁です。

第4コーナー
  • 第4コーナーから第5コーナーにかけては、速く走るというよりもしっかりとバイクの向きを変えて、第5コーナーの立ち上がりに備えるように走行します。
  • 第4コーナーで内側に寄りすぎると第5コーナーの立ち上がりで外側に膨らんでしまうので、第4コーナーへはコースのセンター付近から進入します。
  • 第2・第3・第4コーナーを上空から見るとツバメが飛んでいるように見えるので通称「ツバメ」と呼んでいます。

第5コーナー
  • 第4コーナーから右カーブの旋回のまま、目線を第5コーナーの先に向けて、コーナー内側に寄せるようにラインを取ります。ここが初級・中級者にとって最大のポイントになります。
  • 第5コーナーを内側に寄せる事ができるとバイクの向き替えのタイミングが早くなるので、車体が起きて第6・第7コーナーをストレートのように走る事ができます。
  • 第5コーナーは第2・第3・第4コーナーの「ツバメ」を切り返して来るので、通称「ツバメ返し」と呼んでいます。

第6コーナー
  • 第6コーナーは、第7コーナーへ続くアプローチです。

第7コーナー
  • 緩やかな左コーナーで通称は「高速コーナー」。
  • 第5コーナーを立ち上がり、赤と白の縁石「ゼブラゾーン」に沿ってアクセルを開けていくのがポイントです。
  • 上手くラインが取れると十分な加速ができるので、ホームストレートやバックストレート並みに速度が出ます。
  • 次の第8コーナーは右カーブのブラインドコーナーなので、それを考慮して加速する必要があります。

第8コーナー
  • 右のブラインドコーナー。「高速コーナー」から続くので速度を乗せてコーナーを通過する事もできますが、慣れない内はしっかりと減速してからコーナーに進入しましょう。
  • 第8コーナーは外側から進入して内側の「ゼブラゾーン」に沿って通過します。

第9コーナー
  • 通称「ヘアピンカーブ」と呼ばれる左コーナーです。
  • 第8コーナーを内側の「ゼブラゾーン」に沿って通過できれば、外側からコーナーに進入できるので、より曲がりやすく気持ち良いコーナリングが可能です。
  • ポイントはクリッピングポイントをコーナーの奥に取る事です。クリッピングポイントを手前にしてしまうと、カーブの後半で外に膨んでリスクに繋がります。

第10コーナー
  • 第9コーナーの「ヘアピンカーブ」から流れるように通過する左カーブです。
  • ただの通過点に思えますが、内側の「ゼブラゾーン」を沿うように走る事で、次の第11コーナーへのアプローチに差が出ます。

第11コーナー
  • 第9・第10コーナーと左カーブでしたが、ここは切り返しての右コーナーです。
  • ポイントは第10コーナーを通過してアクセルを戻すタイミングで左から右へと切り返します。アクセルを戻すタイミングは一瞬です。
  • 上手く切り返す事が出来たら、内側の「ゼブラゾーン」に沿って第11コーナーを通過します。

第12コーナー(最終コーナー)
  • 那須MSL最大の難所…と言って良いほど、難しく奥が深いコーナーです。
  • まずは、第12コーナー手前から解説します。第11コーナーから第12コーナーまでは上り坂になっています。
  • 第11コーナーを通過後、コースの左端に沿って走行します。左端には「ゼブラゾーン」があるので、それに沿って走行するイメージです。
  • 上り坂なのでコースに慣れているかたは、第12コーナーに向かって加速します。加速が難しいかたは、走行ラインだけを意識しましょう。
  • 第12コーナー手前でアクセルオフまたはフロントブレーキをかけて、バイクの向きを変えます。目線はしっかりホームストレートの先を見ます。
  • バイクの向きが変わって車体が起きたところでホームストレートに差し掛かるので加速します。
  • 第12コーナーは、路面が「逆バンク」になっているので、バイクの向きが変わりきる前、車体がバンクしている状態でアクセルを開けすぎると転倒の原因となります。

那須MSLのコースを攻略する順序として、第4から第12コーナーを優先的に練習することをお勧めします。第1・第2コーナーは、ストレートエンドなので無理をすると転倒やコースアウトのリスクが生じます。
また、第12コーナーへの進入と立ち上りがスムーズになれば、ホームストレートの速度域も上がるので、それから第1コーナーの攻略にチャレンジすると良いでしょう。第1コーナーを攻略するとバックストレートの速度域が上がるので、最後に第2コーナーの攻略にチャレンジしましょう。

施設のご案内

那須MSLのコースに付属する設備・施設をご紹介します。ピット内には100V電源や水道を完備。更に軽食を販売する売店や飲料販売機もありますので、快適にスポーツ走行を楽しむことができます。

付属設備

ピット 12区画
幅4.5m × 奥行6.0m × 高さ2.3~3.3m
(シャッター・100V電源・水道完備)
パドック 普通自動車70台収容
正面駐車場 普通自動車70台収容
観客収容 1,000人
講習室 24名収容(コントロールタワー2F)
その他
  • 売店(軽食販売:営業時間11:00~14:00)
  • 飲料自販機(パドック内)
  • 水洗トイレ(パドック内,観覧エリア)

パドックレイアウト

Information

お知らせ

那須モータースポーツランドからのお知らせ情報です。